日本語をシンプルにして英語の語順に置き換える

日本語をシンプルにして英語の語順に置き換える

日本語をシンプルにして英語の語順に置き換えると英語がより簡単になる。 下記文は、広瀬直子「日本のことを1分英語で話してみる」中経出版の抜粋です。

「日本人は長い間、温泉浴を愛好してきました。 日本は火山の多い国ですから、温泉が豊富です。 温泉は人をリラックスさせ、身体を癒してくれます」

この日本語を読んで、すぐに英語が作れるでしょうか? 私が提供しているレッスンでは、このレベルの日本語を英語で言えるようにする練習を行います。

まず行うのが、分からない単語のチェックと、次にオリジナルの日本語に手を加えて英語に訳しやすくすることです。

「日本人は長い間、温泉欲を愛好してきました」の中でチェックしておきたい単語は(温泉hot spring spas)くらいですね。 えっ!?でも、[温泉浴]や[愛好]は?と疑問を抱く方もいるでしょう。 ここが、まさに日本語に手を加えるべき個所です。下記のに文を比較してください。→の後の文が英語にしやすくするために手を加えた日本語です。

日本人は長い間、温泉浴を愛好してきました。 →日本人は(いままでずっと)好きでした温泉を、長い間。

いかがでしょうか。[温泉浴]→[温泉]日本語をシンプルにして英語の語順に置き換える[愛好]→[好き]と日本語を変えています。 これなら英語にできませんか? 「日本のことを1分英語で話してみる」の書籍の中での英語は下記の通りです。

The Japanese people have loved hot spring spas for a long time. いかがでしょうか。これなら中学レベルの英語能力で十分ですよね。

では次です 「日本は火山の多い国ですから、温泉が豊富です」 この中で分からない単語は[火山]くらいでしょう。volcanoes火山
[豊富]のような難度の高い日本語は小学生低学年でも分かる日本語に変えます。

→日本はたくさんの火山を持っているので、あります、たくさんの温泉が
。 Because Japan has many volcanoes, there are many hot springs.

「日本は火山の多い国です」のような日本語は、中級レベルの学習者でも英訳にとまどってしまう表現です。 「日本は」=Japan isまでは問題ないのですが、その後が続きません。

日本語には[Sは(V)Cである]の文型が多いのに対して英語は[SはVする]の文型が多いのです。 ですから[日本はたくさんの火山を持っているので]とすることで、さほど問題なく英語での表現ができます。

高齢になるほど英会話学習が難しくなる原因の一つに、日本語が豊富になることがあげられます。 へたに[豊富]などという難しい日本語を知っているがために、必死になって頭の中にない単語を探そうとするわけです。

ちなみに[豊富]を和英辞書で引くと[abundant]という単語がでてきますが、これは英検1級レベルの単語です。 いちいちこんなレベルの高い単語を覚えていたのでは、スムーズに英語を話せるようになるまで疲れ果ててしまいます。

でも[豊富]を[たくさんある]にすればThere are manyという中学レベルの英語になり、これであれば初級レベルの学習者でも言えるでしょう。 当オンラインレッスンでは、このようなテクニックも含めて練習してゆきます。